4.動作確認および動作検証
4-1.移行
4-1-1.VMotion
4-1-2.StorageVMotion
!コメント1!
後の項でも設定しますが、動作ドウサ確認カクニンハイマエに仮想マシンのリソースを制限しておきます。
1.仮想マシン(Ludwig-128)を右クリック→設定の編集をクリック
2.ハードウエアタブ→メモリ→メモリサイズを512MBに変更
3.ネットワークアダプタ1→ネットワークラベル=VM Networkを選択
 仮想マシンはDefault設定のため、本構成ではVLAN11に所属しています。
 ネットワークについては、後の項にて詳説しますので、取り急ぎは下記の設定で問題ありません。
4.リソースタブ→CPUを2000MHzに制限
5.メモリを1024MBに制限
!コメント2!
本項は動作確認および動作検証です。
このため、以下2つの観点で確認&検証していきます。
(あくまでも参考値と考えてください。)
1.クライアントPCから仮想マシン(サーバ)へのExPingによる通信断時間計測
2.仮想マシン(サーバ)からクライアントPCへマルチキャスト配信による音声ストリーミング時の音声断時間計測
1.の条件は以下の通り
繰り返し回数:1回
実行間隔:10ms
ブロックサイズ:1500Byte
タイムアウト:100ms
定期的に実行:0分間隔
2.の条件は以下の通り
クライアントPCおよび仮想マシン(サーバ)にvlc-0.8.6iをインストール
仮想マシンから音声コンテンツ(mp3)をマルチキャスト配信
同一セグメント(VLAN11)のためMcastRoutingは未実施
以下、キャプチャにて確認
間隔:約45ms
サイズ:1370Byte
通信速度:187-189Kbps
4-1-1.VMotion
以下の条件下において、仮想マシンをesx42へ移行(VMotion)させます。
ホスト:esx41
データストア:iscsi01
仮想マシン:Ludwig-128
確認ポイント1
収束時間=開始から終了までに要した時間(vCSの最近のタスクに開始時刻と終了時刻が表示される)
確認ポイント2
通信断時間=クライアントPCにてExPingを開始した後の通信断時間を計測
音声断時間=クライアントPCにて音声ストリーミング受信を開始した後の音声断時間を計測
1.仮想マシンを右クリック→移行をクリック
2.ホストの変更を選択→次へをクリック
3.esx42を選択→次へをクリック
!コメント!
警告メッセージは無視してください。Cat2950=100Fullなので仕方ありません。
4.最適なVMotionパフォーマンスのためにCPUを予約を選択→次へをクリック
5.終了をクリック
6.結果
仮想マシンのホストが「esx42.luxion.biz」に変更されていることを確認
収束時間
48秒
通信断時間
2秒
音声断時間
20秒=完全無音状態
41秒=音声が安定するまでに要した時間
0秒後(音声断) →完全無音状態→ 20秒後(音声復帰)→その後、数秒おきに音声途切れ発生→ 41秒(完全復帰)
4-1-2.StorageVMotion
以下の条件下において、仮想マシンをiscsi02へ移行(StorageVMotion)させます。
ホスト:esx41
データストア:iscsi01
仮想マシン:Ludwig-128
確認ポイントは4-1-1.VMotionと同じです。
1.仮想マシンを右クリック→移行をクリック
2.データストアの変更を選択→次へをクリック
3.iscsi02を選択→次へをクリック
4.ソースと同じフォーマットを選択→次へをクリック
5.終了をクリック
6.結果
仮想マシンのデータストアが「iscsi02」に変更されていることを確認
収束時間
14分33秒
通信断時間
2秒(音声断していないとき、端末的に2発、1発、1発と通信断発生)
音声断時間
15秒=完全無音状態
31秒=音声が安定するまでに要した時間
0秒後(音声断) →完全無音状態→ 15秒後(音声復帰)→その後、数秒おきに音声途切れ発生→ 31秒(完全復帰)